久々に出社。新しい部下ができたので顔合わせである。視界は相変わらずボヤけてる。
完全に「珍獣」枠としてお堅い勤め先に放り込まれた、実際1年目の時あだ名が知らない間に「アンダーグラウンド」になっていた。
なのに今通常業務に加え面接官をしている…
完全にカタギに見えない格好で出社したけど何も言われない。髪の毛も片側ブリーチしたからまるでクルエラだ。
「社会人」ってなんなんだろう。
頻繁にライブやってた時期の方が地味な格好してて「バンドマンなのにOLスタイルだね」と評されていた。
バンドマンがバンドマンみたいな格好しなきゃいけないリクツはないので無視していた。
仕事といえば…きわめて愛している人に「絶対に破滅型の芸術家気質なのにさっさと会社に適応して自立してるの素直にすごい。一体どうやってんの?」と聞かれた。
自分にとって、バンドマンと会社員との間に差異はない。どっちも客の前でたのしいウソをつくのが本質。客は私のイディオールしか見ないし、それ以外見させないようにふるまっている。
注) 職種によるけどね。私は技術職ではないので。
【病気になってから変わったこと】
心に澱みを残さない が2021年のモットーだった。
無茶苦茶したと思う。ふつうなら二択のうち一択を選ぶ場面で三択目を創造し、平気で常識を裏切った。なんで私が一択しか選べないんだよ、という気持ちもなかったわけではない。裏切ったのも忘れてた。人に指摘されてようやく気がつく始末。
2022年、それに加えて「寿命」がくるかもしれない、という奇妙で切実な状況が私を加速させた。
具体的には、音楽界のレジェンドに会って色々話を聞いてもらった。
次に、心の底から愛している(最初の純粋さはとうに変容して言語化できない何かになった、でも愛にはちがいない)人に、ずっと聞けなかったことを聞いてみた。
ほんとうは還暦くらいまでかけて自分の力で解明してみたい謎だったけど時間がなくなったからしょうがない。
そして、質問してみたら、本人も自身のことをよくわかってないことがわかったので、とっとと聞いてよかったという具合だった。
それから、「かわいそう」「がんばったね」「死なないで」と言われても私はそのうちどの言葉にもつりあう感情を持ち合わせていないから、うっすら気づいていたけどやっぱり先天的に感情の在り方が平均値とズレているんだ、とわかった。
【困りごと】
・狂ってるからダメなのかな、と思うんだけど狂い方の矯正方法がわからない。
・あなたは創作を続けなさい、というのは一種の呪いだと思う。創作をはじめてやめようと思ったことがない者にあまねく降りかかる呪い。
これ困りごとカテゴリに入るかな? でも、コントロールを超えた何かだから呪いだし、呪いなら困りごとカテゴリにぶちこんでていいような気がする。
【アフター・寿命危機】
でかめの仕事が待ってる。