焦げた後に湿った生活

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闘病記51/「私の立つべき場所はここだったんだ」なんて絶対に言わない

【今日の病状】

ついにぶっ倒れた❣️

 

私の身体はポンコツなんだなって再認識させられた。

最近書いてたとおり、起きたはいいが午前の記憶が飛んでる…ということがなんべんかあったが、今日は覚醒したら11:30だった。

 

(でなければいけない重要会議 10:30〜)

 

終わった〜٩( ᐛ )وと思ったけど気絶してたら仕方なくね? 今やれることしよ…と、とりあえず会社に連絡し、クライアントに正直に話して謝った。

クライアントからはむしろ「おぉ、それはそれは…午後から働くつもりで大丈夫なんですか? 休まれた方が…」と心配された。

そして、チームメンバーに、ここ数日時々意識がぼやけてたことを話し、今日みたいに気絶してるかもしれないから変にオフラインだったらガンガン電話してくれと頼んでおいた。

 

ニンニクとほうれん草をたっぷりとったが、身体に力は入らない。

 

近日中に血液検査をするけどどうせ何も検出されない。

これといって原因のわからない症状は、不定愁訴で片付けられる。

 

まつ毛をいつも手入れしてくれるスタイリストが、「今週は身体の調子が悪い女性がたくさんいらっしゃいましたよ…」と言っていた。

 

気圧でも気温の急激な変化でも、なんでもいいけれど。

明確にこれが原因だと指せない病気に、きっと名前はついていないのだ。

 

【気持ちのいい話を作るな】

私は結局自分の仕事に助けられた。

重要会議に連絡なしで不在という失態も、ふだんの評価があるから、とんでもないミスにはなっていない。

 

その評価というのは、手垢のついた言葉でいえば、リーダーシップとかコミュ力とかマネジメント力とかになるのだろうけど…

 

私はむかし、おじ(あの、私にセクハラをしたおじだ)に「オマエは将来キャリアウーマンになる女や」とベロベロに酔っ払いながら告げられた。

そのキャリアウーマン、とかいう物体に今なっている。一応、一般的には。

だいぶ人よりスタートは遅れたけど。

 

スタートが遅れた理由は、昔から知ってくれている人ならご存知の通り私は20代のほぼ全ての期間をバンド活動に費やしたからだ。

それを今になって否定する気はないし、そもそもバンドマンだった貯金で今の仕事が出来ている。

 

クライアントワークというのは登場したら退場するまでクライアントに魔法をかけたままでいる魔法使いでいなければならない。

どんなにクソみたいな、泣きたい日でも。

芸事やっていたからそれを知っていて、私はオフィスで誰よりも魔法使いとしての練度が高い。

イライラしても、忙殺されていても、プライベートでメンタルがバキバキに折れていても、アンガーマネジメントなんて言葉が出現する以前から魔法使いに自然に成れる。

 

気持ちいいオハナシを求める人はこう、

「まあ、バンドマンで…まあ、離婚されて…でも今はご立派に働いて自立していらっしゃる」

「あなたの立っている場所は本来はそこだったんですね」

 

ちゃうわい!

どこのエリアで息してようが、求めることと求められることの和を算盤はじかずとも計算出来、それが苦にならんのじゃ。

 

女性は、不幸があれば「今は恋人がいてメデタシメデタシ」式に語られ、成功すればスポットライトを当てる位置を勝手に決められる。

 

前者は、「恋愛脳」だの「理解のある彼くん」だのというdisと地続きで、ダブルバインドで磔にされている。

後者は、今までの人生経験を端折られている。一見無駄なことが実は有用な要素だった、なんていくらでもあることなのに。

 

気持ちのいい話を作るな!

私は絶対に「自分が本当に立つべき場所はここだったのね」なんて言わんぞ、どこででも自分の意志で立って舞うてやるわい。

嫌なら舞台を破壊するか遅効性の毒を刺してから逃げてやる。

 

リリス

 

 

そうして、私は今ライブハウスではなくオフィスをステージとしているわけだが、続けていられる理由は先ほども述べたようにふだんの評価があるからで、ふだんの評価が何をもって支持されているかというと、保守的企業におけるピーキーな駒だからである。

 

引用したツイートでは、気を使う、気の利く、といった面で女性は評価されにくいと書いてある。

その通りである。

私は全く別の要素を持っていたから目に留まって評価されやすい。

(勿論エエ仕事しよう、と努めてるけど)

 

今私が是非出世していただきたいと思っているクライアント先の「おぼこいお嬢様」は、何故この方が役職につかないのかとハテナが飛ぶ。

 

彼女ほど、気の利くお優しい、それでいてガッツのある人はいないのに。丁寧な仕事もしているのに。

他の若い男性はさっさと役職についた。何が役割対象なのか、よくわからない人。ヨイショが上手いことは知ってる。

 

女は仕事でベタを評価されにくい。

 

 

恐ろしいことに、口コミサイトでクライアント先の評価をのぞいたら、「男女平等がすすんでいる」と投稿されていた。

クライアント先の役職付き割合は男7:女3である。

 

【期待】

アンガーマネジメントのことをちょろっと出したが、最近上司がパワハラしていることがわかったから頭にその言葉が浮かんできた。

 

上司は前科アリで、「忙しいとついキツい言葉を…」と供述していたそうだ。

それモラハラ野郎のよくいう台詞なと思いながら裏どりの話を電話で聞いていた。

 

そのあと師匠に相談してたのだが、「なんで人のこと使えない認定してイライラするんですかね? 安い給与で人集めてんだから週5来てくれて言ったことやってくれたらそれでええわってなりません?」と言ったら、

師匠は「ちゃうねん、そういう人は、努力したらもっと評価されるし給与ももらえるのに、俺はそうやった、と考えてるねん」と解説してくれた。

 

「ハハァ、合点がいきました。でも、この売り手市場の東京で、自分より安い給与で募集しとるのに、自分と同じかそれ以上の熱量やスキルのある人が来るわけない。それでイライラすんのあほらしなァ。私、面接する時、最初から使える人来るなんておもてない」

「オマエは上手く割り切れてんねんな。ボクも、その上司と同じようなとこがあるから、期待値、下げなあかんねんけどね…」

 

元夫に、電話で「あなたは最初から人に期待しない人だったよ」と言われたのを思い出した。

でも誰にも期待しないなんて人は存在しない。

 

私は人に期待しないからなぜ他の人は勝手に期待してその通りにならなかったら怒るのかわからない、と述べる人は一定数いる。

しかし、そういう人だって、その特性を受け入れてくれる誰かの存在で成り立っている。

 

誰にも期待しないなんてことは、厳密にはあり得ないと思うんだけど。

 

私は…少し考えてみて、一体誰に期待しているのか、今自分で把握していないな、と感じた。

 

【今日の一曲】

ビヨンセがここにきて最高を更新。

CUFF IT - song and lyrics by Beyoncé | Spotify

革命家のまま恋愛(セェケス)を歌う、という痛快さ。

M.I.A.は恋愛のことを歌って叩かれた。

 

革命家が恋愛して何が悪い、したい時に恋してしたい時に性交しろ