焦げた後に湿った生活

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闘病記32

【今日の病状】

数日前から凄まじい感覚過敏で不愉快だ。

しばらくおさまっていた幻肢痛は悪化したし苦手な音も質感も全てギンギンに突き刺さってくる。

 

私の苦手な音は複数ある。こんなようけあってよぉハードコアできたのうと思うくらいに。聴覚の設定がバグってていつもより苦手な音は悪く聴こえるし一度聴いたら耳に何度もリフレインする。

服もよっぽど気を遣って選ばないと普段ならなんとも感じない服が一気に脅威と化す。今日はスカート選びをミスって一日嫌な感触を我慢することになった。といってもそのスカートは今の今まで大丈夫だったんだけど…

 

第三の眼の位置あたりも常にウズウズしててヤな感じだ。ずっと鉛筆を突き立てられてるみたいだ。

 

ついでに頻尿も悪化した。

こいつとの付き合いも古い。18才の春受験が済んで玄関でダラダラしているといきなり前触れもなく始まり、その後波はあるもののまったく治ることはなかった。

ネトウヨだが名医と言われる医者に連れて行かれたが検査はオールグリーンで何一つ異常はない。(なおネトウヨなので検査が終わったらその医者をボイコットした。ネトウヨの医者、災害みたいなもんだろ。著しくshit)

 

これらは集中力の欠如に直接的につながり集中力の欠如は私のペルソナに影響を及ぼす。

つまり真人間の擬態が難しくなる。

 

【擬態】

誰であってもよそゆきのペルソナを有しているものだけど私のソレは職場で一番に発揮される。

元々が末っ子気質で空気読まなくて破壊衝動が強くて自制心が足りなくて口が悪くて破滅型で結果を知りたいからデメリットを無視して試す、というタチなので自ずとよそゆきのペルソナはその反対をインストールすることとなった。

まあインストールしても足りてないんだけど。

 

集中力が切れていると簡単に素を出してしまう。

書類作成に追われている最中に会社の人から「コロナ怖いですね」と聞かれると「ああええ〜そうですね〜でもどうせいつかは死にますしね」と適当にくっちゃべってしまったり。

 

素を出すのはよくない。

いやいや素を出せるのが一番という方もいるだろうが体感仕事場で素を出すのはよくない。

嘘とまことのハイブリッドが自分の真骨頂だと考えているのだから嘘をつけなくなったらおしまいだ。

コミュニケーション可能な範囲の人間性、不快感を不必要に催させず、それでいて職能はあるという状態を維持できなかったら私に価値はあまりない。少なくとも競争の激しい現場に居続ける価値は。

 

で、私の職能とは差異である。

差異というとちょっと格好いいかもしれないが要するにスキマ産業だ。他人と違うことが評価や存在価値に直結している。その領域での希少性と汎用性のある「出来ること」が組み合わさって価値が創出されておりおそらく前者の比重が高い。

スキマ産業のような形でしか仕事での自分の価値がわからなかったから2022年6月現在もこのスタイルだ。

安定した状態だと他者との違いは身のある議論をできたりアイディアの多産につながったりしてイイ塩梅でオモテに出てくる。

 

しかし他人と違うことは多少横暴になってもいい権利と裏表であり、追い詰められると権利が「ウオオン」と顔を出したがるから意識的に抑える必要がある。

 

今日はスカートがずっと気持ち悪かったのもあって手綱が緩み獣が一瞬出てきた。

 

数日前に脳のリソース不足だと感じたのは間違いじゃなかった。私は健康なら割かなくていいリソースを割いていて自分自身に足元をすくわれている。

 

【対処】

文字どおり対処療法でしかないんだけど。

・深呼吸

・欲求を出来るだけ満たすこと。たとえば腹をすかせて更にコンディションを悪くするのはバカのやること

・好きなことをする(私の場合ハマっているシューティングゲーム)

・やらなくていいことはやらない

 

→これらを一通りやったあと獣が出てきた状態の時に手をつけたタスクを見直す。

今日であれば午前に課題にしたことはトゥーマッチだ。課題自体は間違っちゃいないが足並みや熱量を共有できないレベルで設定してしまった。

適切に目標をセットして適切にプレゼンをしないと、ただの熱血バカどころか「握りたがりの掻き乱し人間」になるだけだ。

 

「適切に目標をセット」のところまでできたから今日はもう風呂入って寝よう。

朝イチの会議で、本チャンの会議に合わせられるようトーンダウンすべく誰かと喋ろう。出来れば同じタイプの獣を飼っていない人と。

 

 

ああ幻肢痛が嫌だな。

 

「嫌だけど命には影響がない病気」というフレーズがあるが「嫌」ってかなり命に影響があると思う。