焦げた後に湿った生活

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闘病記60

ずっとサボってたんだけど、このところの状態を簡潔に書いてみようと思う。

 

身体

・ウエスト-3cm

・BMI16

・低血圧(計った看護師が、えってなってたけど、私はいつも低血圧だし高血圧と違って低血圧は命に直接的な脅威ではないので無視していいということにしている)

 

・質感変わったらしい(は?)

→同じ家に住んでる人に、「痩せた? ていうか質感も変わってる」と言われた。質感といっても、その人は私に触れてそういう表現をしたわけではないので不思議である。

見た目の質感が変わったというのはどういうことなんだろう。今日質問してみよう。

その人は健康診断の前に痩せたことを言い当てていたので、毎日鏡を見て化粧やスタイリングをしている本人すら気づいてないことに気がついている。

 

日本初の身体が気体で構成された人間になってたら面白い。

 

身体の他

・夢を見ない

→これが地味に嫌かもしれない。

私の夢は固定された世界観で一種のディストピアだったがそのディストピアの中で私は安定していた。

前の春からディストピアが悪夢障害に変わって、それから悪夢すら見なくなった。悪夢を見ないのは良いことだけれども無意識の中で充足できていない状態が良くない気がする。

夢覚えてない勢にとってはどうでもよさそうな話である。

蛇足だが毎回医者に夢の内容を伝えようとして忘れてしまう。精神の状態を推し量ってもらうために言おうとするのだが何回病院に行こうが忘れるのでいっそこのブログのURLを教えようかとしたがそれも忘れる。医者は一生私の夢の内容を知らないまま過ごすことだろう。

 

【料理】

自分はずっとズボラ者だと思っていたが、人に言わせるとよくそんなこまこまと料理をするものだ、と感心するらしい。

 

筆者の毎日の食事は、オイルパスタか、和食か、韓国料理である。朝食は菓子パンとカフェオレで固定である。

味噌汁と、以前書いた法事の時に出てくるアサリとメンテ(タラの干物)のダシがきいた汁物については天才的に上手いと自画自賛している。

 

味噌汁はマジカルな椀物で、具材のバランスが大事だ。バランスがグダグダだとマジカルな味にならない。すだちをちょっと絞ったら凄まじく美味くなるので季節になったら試してみるとよい。

 

すだちもそうだが私は柑橘類を間接的にしか使用しない。みかんとか、オレンジとか、生でかぶりつくのは好きではない。フルーツ全般そうで、滅多にないがいちごとマスカットだけは数年に一回食べたくなって果物屋で買う。

 

今は柚子が庭になっていて、直接もぎとって風呂に放り込んでみたり枝から切って長めの透明ガラスに入れて飾ったりしている。

 

こういう季節の試みが嫌いではなくせっせとやる方なので聞く者にしたら感心するらしい。

「年末年始は関西に帰るから、東京の家で正月の汁物でも作って置いていこうと思ったらスーパーに金時人参がなくてやる気失せた! 西洋人参を正月の汁物に使うやつがあるかっ」と友人に話したら、

「そういうの、きちんとやるんやねえ…料理好きなんやなあ」と言っていた。

料理が好きと思ったことは一度もなかったが人のために作ったり出来るだけ(工程が少ない前提で)美味しくしたりする努力は嫌いではない、ということは好きにカウントされるんだろうな。

 

東京の家に帰ってから、金時人参をようやっと手に入れて、がんもどき白菜と煮たり例の法事の汁物に入れたりして家の者に食べさせたら、「美味い」と言っていた。

 

最近凝っているのは卵料理で、たまごごはんにする炒った卵とオムレット・ナチュウルにかけては真に天才的である。

オムレット・ナチュウルにはバジルをほんの少しだけかける。

 

【2023年・言い換え力】

で、ついでに正月付近の話をする。

道頓堀で泥酔。翌朝「首の可動域が狭いな」と思って記憶を辿ると、朽ちたビリヤード場に何故かバーカンがあって狂喜。ヘンテコ建物に大喜びし、バーカンで滑り台をし当然落ちて頭を強打。

それでヘラヘラ笑ってたのだからド阿呆につける薬などなくじわじわと動かせる角度が増えてきたものの首は完治しておらない、「オダサク(織田作之助)ごっこしよや」とゲラゲラふざけて夜のなんばを歩き回りオダサクではなくド阿呆なら春團治ではないか、春團治なら一人で十分じゃ、いっそ四代目襲名したろかという有様だったがそれでも歯磨きとシャワーは忘れなかったのでキュートである。

 

予言しておくが2023年は言い換え力が潮流になるぞ。

こんなに泥酔している状態で東の家の者から「他の奴らが掃除をしない」と愚痴の連絡がきており回らない頭脳で返信したのに「もう自分が掃除したからいい」と返ってきてiPhoneをフリスビーにするところだった。

 

酒カスに、掃除の愚痴などするやつがあるかっ!

 

「手前はせいだい酔っていて、ビリヤード場で滑り台をしております、ガハハ、ああ猫もいる、酒が美味いから止まらん」的な内容を送ると「ついていけない」と言われたが馬鹿たれ、「貴女は大変キュートな生き様ですね」と言え。

 

人間はパーフェクトな存在ではあり得なく不・パーフェクトさに惹かれる生き物である。眼鏡をかけた知的美人がすっとこどっこいとか、筋肉モリモリの男が実はかなり発言を選んで会話しているとか、そういうところがおもろいのだ。

酒の席でガタガタぬかすやつはしばけばよいとして、泣き上戸やどうせ俺は式のインキャ仕草に対しては「あんた、キュートでんなあ、ガハハ」で済ませろ。

 

このように2023年は言い換え力の時代になるので各自覚えられたし。