焦げた後に湿った生活

このブログは投げ銭制です。投げ銭先⇒「このブログについて」

闘病記45

【今日の病状】

冬に覚えた歌を忘れたっていうけど私はお盆のこと完全に忘れてました。

 

祭礼の場に行かなくなったから、代わりに、個人で季節のことをやっていたのだけど…

例えば花を飾ること、盆には仏花、春には魔よけの桃の花。

季節の食事をしつらえること、去年は覚えていたのに今年はすっかり忘れてしまっていた。

 

急激に変化した身体と、身体の不具合によって軋んできた精神と、軋んできた精神のためにカレイドスコープみたいに寄せ集められたスケジュール、老いてきた自身のキャパシティを超えた因果、全部面倒くさい。

 

こんなに混乱していても、しっかり眼をひらいていないと大事なものを見落としますよ。

動悸、息切れ、吐き気、腹の痛みがあっても。

 

【睡眠随伴症】

やっとこさリアルの方向に寄せられてきたっぽい夢の世界が。

私の夢はひとつの完成したディストピアだったのにそうじゃなくなってからというもの、暴力的に恐怖を喚起させるものに変化した。

その後、まんじりと精神の平穏をおびやかす感じに変わっていって、つい数日前からようやくリアルにぐっと近づいた悪夢になった。

悪夢には変わりないけれど。どうせ悪夢なら叫んで飛び起きる性質のものじゃないほうがいい。

 

あのディストピアで落ち着いていたのに引き剝がされてから夢の世界に身の置き場がない。

柳一というキャラクターが「左利きのエレン」にいて、世の中が狂ってからようやく彼の心が落ち着いてきた、というくだりがあるのだけれどコロナになってから自分もそうだった。

無意識の領域を現実で培われた目を通して見た場合、一個の世界観が確立したディストピアになって、現実の世界で起こったことがディストピア内の出来事と同じかそれ以下だったため、コロナのてんやわんやが想定内クラスの事象になった。

 

今は再度、無意識の世界で自分の再構成を試みている。

ディストピアが破壊されてしまったため、空想の中にある程度自分を浸す時間は必要だと思う。

コロナが始まった時と反対に、現実の出来事の恐ろしい速さに振り回されているけれど、全て片付けて新しい夢を構成しないといけない。そうじゃないと、シャドウと対峙する時間が無くなって、要するに現実に悪影響を及ぼしはじめるから。

 

【おもしれー男】

大会で優勝したので師匠がご飯を奢ってくれた。

スペイン料理店で赤ワインを一本開けて、パテやマリネを食べた。

悲しいことにパエリアを喰らうほどの食欲は今の私にはない。

 

そしてその日、師匠が今まで出会った男の中で一番「おもしれー男」だと気づいたので帰ったあと笑いが止まらなかった。

つまらないことに飽いて愚痴でもこぼしたくなりながらも真面目に片付けていくしかないフェーズで、おもしれー男♡ってなるの救済でしかない。

朝起きて「想定内」「法的にナンボナンボで」「現実的な落としどころは…」と心を殺してタスクを進めていく最中、全く実生活に必要ない領域でただただおもしれー男がいるってこと、神の配置。

 

せえだい笑わせてもらったので、残った時間、この人わらかすために遣ってええなあ、と思う。

 

【ジャンル】

こういう音楽のジャンルって何として括られているのだろうかと聞いたら「多分インディーロックみたいな超雑な括り方されてると思う」とのこと。細分化されてないんだな?

韓国のインディーシーンはラップを少し追っていた位なのであまり知らない。詳しい人いたら教えてください。

 

www.youtube.com