焦げた後に湿った生活

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闘病記43

【ここしばらくの病状】

相変わらず。食える量が極端に減った。外食なら食べられていたが、外食でも同じように少な目にしか食べられなくなった。

 

新鮮な野菜とか、ジャコとか、適当に醤油やオリーブオイルや生姜なんかをぶっかけて食べる。調味料と食材は良いものしか買わない。

 

暑さのせいかもしれないけどがっつり寝たくても予定の1時間以上前に目が覚める。

 

「叫ぶような悪夢がなくなったけれど良い夢もみない、これってどういうこと?」と医者に訊いたら、「眠りが深くなったってことじゃないの」と言われたが身体の感想は「NO」

 

【電話】

「というわけで今から15分後に電話をかけると思う」と連絡が来てそのまま一時間以上電話した。

電話主は私が幸福じゃないせいでいつまでも東京から出られないのだ。

性格診断だか恋愛診断だかのプロファイル・カードで私は「強毒」と出ていた。「強毒」とは悪意のありなしに関わらず強烈に悪い影響を与える、という性質のことだ。

お互い全く恋愛感情のない友人の人生に影響を及ぼしてしまっているのではないか、と考えて落ち込んだ。

 

電話主は私に対して、「迷っているように見える」と言っていた。迷っているとは思ってなかったが近しい第三者から見てそうならそうなんだろう。

 

「私が迷っているとしたら自分が狂っている自覚もないのに狂っていて、なのに普通の人生を歩みたいと願っていることだよ。自覚が出てきたから服装だけでもマトモにしてる」とコメントした。

 

【評価】

仕事の話が電話であった翌日にちょうど定期的だという評価の報告があった。

だという、というのは全然定期的じゃないからだ。実態として。

よく理解し精緻であってとても助かっている、ただ残業や立て込んだ場面が続くと一律的な対応をしがちだがもう少し柔軟にしたらより良いのではないか、ということだった。

概ね予想というか自己評価から離れていないがきめ細やかな対応を求めるなら人員を減らすなって思いましたね。

そして一律的な対応の発動は残業の有無ではなくやらなくていいだろと判断した時の感情に即している。

仕事でヒトに好かれるか好かれないかに私は興味がないんだな…とあらためて思った。そりゃ好かれてる方が気分がいいし快適に仕事出来るので悪しざまにあしらうことはしないが。

 

【恋愛】

「俺がいうのもなんだけれど恋愛ってどっちかが"してあげたのに"って思ったら終わりなんだよね。コミュニケーション出来ない相手ならもうしなくていいけど、こっちは譲歩してやってんのにとか考え始めたら終わり。だからウダウダしてないでやりたいようにやったらいいのにって思う」

 

的確だが私がやりたいようにやったら大抵の人間が傷つくか、驚愕するかする。

ひどいパターンだったら支配を試みられることがある。その場合最終的にはプライドが興起し猛烈な反撃をして支配しようとした人間を断罪・拒絶する。

 

「だいたい贅沢だよ、俺もあなたも仕事はデキるしそれなりにモテるじゃん、適当にやってたらいいのに何悩んでんの? 俺が女だったら今よりもっとモテる自信があるし。女に生まれたんだから好きにしたらいいじゃん」

「おもしれー男には需要があるがおもしれー女にはない」

「それは全くその通り」

 

狂人のまま普通の人生を歩みたいというのが贅沢なら一生幸福になれない気がする。

たまたまバンドやってて人前で演説するのが得意でたまたま大学院で複数のレポートを並行して書きまくっててマルチタスクになってたまたまENTPだからビジネス上でオオハズレなことしないだけで、ギリ社会に馴染めてるって感じ、極端な生き方別にしたくないのになぜか極端になる。

幸福は絶対評価だから願望が荒唐無稽な限り綺麗な纏まり方をしてくれないと思う。

 

それから「言質取ったからいいや」って考え方ふつうはプライベートでしないらしい。

共感性があまりない人間に指摘されたのでマジでこの辺の感覚が一般より非常に乖離してそう。

 

【電話2】

「ご無沙汰してます。元気になったら連絡するといって、あれから骨を折ったり膀胱炎にかかったりで、なかなか出来ませんでした」

7月中に骨が治った快気祝いをするという話だったが、アレコレと不自由が出てとうに8月になってしまっていた。

 

あとあまりメシが食えなくなっているので快気祝いというよりは、多少のお菓子を置いておいて映画鑑賞位が良い、という話を切り出した。

向こうも持病があるのであまり食事をするすると出来ず、医者に手術するかどうかの相談をしにいったら「薬で抑えられているのだからしいて手術しなくても」と言われたそうだ。

 

一日三回食事があるとして、そのたびに七錠の薬を飲む、というのは大儀である。

それを薬で抑えられているから…と言われたら、患者側は気持ちの置き所がない。

 

「命に別状はないとしても嫌という感覚は命に関わる、と思いますけどねえ。私でいったら感覚過敏はそれが続くと生きるのが面倒くさくなります。嫌って命に影響を及ぼしますよ」

だいぶ表現を抑えて言った。

 

本当は延命する作業がかったるくてしょうがない。さっさとやることやって終わりたい。

最後の瞬間に骨拾ってくれ、というのさえ狂人なので憚られる。

狂っていると人に指摘された上で普通に生きたいのがむずすぎて投げ出したい。自分以外の人でもおそらく同じようなルートになっている人がいるはずなのに他の皆は上手くいってるように見えるのはなんでなんだろう。

常識を超えた択の創造と押しつけが出来ることで得してきた事はたくさんあると思う。ポケモンでも学んだが安定択を考えて選べるのは強者の絶対条件だけどトップに立つ人間は新しいことを創造してる。

全ての星周りを無視するごとく型破りな択を押しつける側に立つことは出来るけれど自分が納得して死んでいける方向にそのスキルはおそらく要らなくて逆に足りないものが多い。

 

やらないといけないことは重要度の高いのが数点ある。